【業務用エアコン修理】メーカーと専門業者、どっちに電話すべき?「古いから直せない」と言われた時の対処法も解説
「エアコンが急に効かなくなった!焦ってメーカーに電話したら『型番が古いので修理できません』と門前払い…。どうすればいいの!?」
そんな経験はありませんか? メーカーに頼めば安心だと思っていたのに、電話だけで断られたり、「見に行くだけでも出張費がかかりますよ」と言われて躊躇したり。
実は、業務用エアコンの修理依頼先には、「メーカー」と「空調専門業者」の2つの選択肢があり、状況によって使い分けるのが正解です。
特に「設置から10年以上経っている」場合、メーカーに電話するのは時間とコストの無駄になる可能性が高いです。その理由と、賢い依頼方法を解説します。
1. メーカー vs 専門業者:それぞれの特徴と強み
まずは、それぞれのメリット・デメリットを整理しましょう。
① メーカー(ダイキン、三菱電機、日立など)
「買ったメーカーだから一番詳しいはず」と思いがちですが、彼らの対応は非常にシステマチックです。
- メリット:
- 最速:部品の在庫があれば、最短ルートで修理に来てくれます。
- 品質:純正部品を使った確実な修理。
- デメリット・注意点:
- 出張費がかかる:修理できなくても、訪問しただけで「出張診断料」が発生することが多いです(初回から有料)。
- 対応がドライ:「部品保有期間(約10年)」を過ぎていると、電話の時点で「修理不可」と断られます。
- 責任範囲が限定的:もし故障の原因が「配管」や「工事の不備」だった場合、「それはウチ(機械)のせいじゃないから、施工店に頼んでください」と帰ってしまうことがあります。
② 空調専門業者(地元の設備屋さんなど)
メーカーとは違い、様々なメーカーの機種や、現場の状況に合わせた柔軟な対応が強みです。
- メリット:
- 基本診断が無料:多くの業者が「まずは状況確認」を無料(または格安)で行ってくれます。
- 「とりあえず」の処置:部品がなくても、応急処置で動くようにしたり、汎用パーツで対応したりと、粘り強く直そうとしてくれます。
- 工事トラブルも対応:ガス漏れや配管トラブルなど、機械本体以外の問題も解決できます。
- デメリット:
- メーカー独自の特殊部品が必要な場合、取り寄せに少し時間がかかることがあります。
2. 「型番を言ったら断られた」…そのエアコン、もう寿命です
今回のご相談にある「メーカーに型番を伝えたら、電話で断られた」というケース。 これは冷たい対応をされたわけではなく、物理的にどうしようもないサインです。
「15年」は修理ではなく入替のタイミング
メーカーには法律や規定により「補修用性能部品の保有期間」が定められています。多くの業務用エアコンは生産終了から約9〜10年です。
つまり、設置から15年経過しているエアコンは、メーカーの倉庫にも部品が一つも残っていません。 どんなに優秀なサービスマンが来ても、部品がなければ直せないので、メーカーは電話口で「伺っても無駄足になるので(お金がかかるだけなので)、お断りします」と伝えているのです。
3. 結論:状況別「こっちに電話しよう」判断チャート
では、結局どこに頼めばいいのか? 状況別にまとめました。
A. メーカーに頼むべきケース
- 設置から5年以内(保証期間内など)
- 明らかに機械のエラーコードが出ている。
- とにかく1分1秒でも早く直したい(部品在庫がある前提)。
B. 専門業者に頼むべきケース
- 設置から10年以上経過している(※最重要)
- メーカーに「部品がない」と断られた。
- 「修理するか入替するか迷っているから、まずは無料で見てほしい」。
- 「とりあえずワンシーズンだけ持たせたい」など相談に乗ってほしい。
まとめ:15年選手なら、専門業者へ「入替」の相談を!
今回のケースのように「15年経過してメーカーに断られた」場合、残念ながら修理の道は絶たれています。 無理に中古部品を探して直しても、来月また別の場所が壊れる「修理貧乏」になるのがオチです。
【次のステップ】 まずは地元の空調専門業者に連絡してみてください。 「メーカーには部品がないと言われた。入替を検討しているが、とりあえず現場を見て見積もりを出してほしい」と伝えれば、多くの業者が無料で駆けつけてくれます。
15年前の機種を最新型に入れ替えると、電気代が最大60%近く削減されることもあります。「修理できなくてラッキーだった」と思える提案が待っているはずです。