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業務用エアコンのフィルターを自分で掃除する方法!天井埋込型の外し方と業者依頼の判断基準

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業務用エアコンのフィルター掃除は自社で可能!ただし内部の汚れや経年劣化には要注意

業務用エアコンのフィルター清掃は、正しい手順を守れば自社で行うことができ、業者に依頼するコストを削減できます

しかし、内部の分解洗浄や、製造から10年以上経過した機器の取り扱いには専門知識が必要です。

無理な作業は故障や部品破損のリスクを伴います

この記事では、構造が複雑な天井埋込型(天カセ)エアコンを中心に、ツメや部品を破損させずに安全にフィルターを取り外して掃除する手順を解説します。

また、自分でどこまで行い、どこからプロに頼むべきかの判断基準も詳しくお伝えします。

天井埋込型エアコンのフィルターを自分で掃除する手順

構造が複雑に見える天井埋込型エアコンも、ツメやロックの位置を把握すれば安全にフィルターを取り外せます。

以下の手順で一つひとつの工程を丁寧に行いましょう。

1. ブレーカーを落として安全を確保する

感電や予期せぬ作動を防ぐため、作業前にはエアコンのブレーカーを落としておくことが推奨されます。

リモコンの電源を切るだけでなく、店舗やオフィスの分電盤からエアコン専用のブレーカーを落とすようにしましょう。

通電したまま作業を行うと、感電事故や基盤のショートによる故障の原因となる恐れがあります。

2. パネル(グリル)のロックを解除して開ける

パネルを無理に引っ張らず、左右のロックボタンをスライドさせてゆっくりと開きます。

この際、落下防止ワイヤー(安全ワイヤー)が繋がっていることを確認してください

通常、パネルと本体は2本程度の細いワイヤーで繋がっており、万が一の脱落を防いでいます。

ワイヤーの遊び(長さ)以上にパネルを引っ張ったり、ワイヤーがねじれた状態で放置したりすると、接続部のプラスチックが破損する可能性があります。

数kgあるパネルが落下して怪我や備品を損壊させる重大事故に繋がる恐れがあるため、注意が必要です。

【プロが教える注意点:落下防止ワイヤーの扱い】

フィルターを洗いやすくするためにグリル(パネル)自体を本体から外す場合は、ワイヤーのフックを外す必要があります。

しかし、古い機種ではこのフック周辺のプラスチックが非常に脆くなっており、少し力を入れただけで折れてしまうことがよくあります。

ワイヤーが固定できなくなると安全性が確保できないため、パネル全体の交換が必要になるケースもあります。

少しでも硬いと感じたり、外し方がわからなかったりする場合は、無理をせずパネルを吊るしたままの状態でフィルターだけを抜き取るようにしましょう。

3. フィルターのツメを折らないよう慎重に取り外す

フィルターはプラスチックのツメで固定されているため、角度に注意しながら優しく引き抜きます。

グリルを開けると、内側に数箇所のツメに引っ掛かっているフィルターがあります。

無理に引っ張るとツメが折れてしまうため、フィルターを少し上に押し上げながら手前に引くなど、機器の構造に合わせて丁寧に取り外してください

4. ホコリの除去と水洗い・陰干し

掃除機でホコリを吸い取った後、中性洗剤で水洗いし、陰干しして乾燥させます。

まずはフィルターの表側(ホコリがついている面)から掃除機をかけます。

その後、裏側からシャワーの水を当てて汚れを押し流しましょう。

この際、フィルターの変形や破損を防ぐため、50°C以上の熱湯は使用しないでください

油汚れやタバコのヤニがひどい場合は、薄めた中性洗剤と柔らかいスポンジで優しく洗うのが効果的です。

洗浄後は水気を切り、直射日光を避けて風通しの良い場所で十分に乾かしてください

生乾きのまま戻すとカビや悪臭の原因になります。

5. フィルターの取り付けと動作確認

フィルターが乾いたことを確認し、取り外した時と逆の手順で確実に取り付けます。

ツメがしっかりと溝にはまっているか確認しながらセットし、グリルを閉じてロックをかけます。

最後にブレーカーを入れ、リモコンで正常に送風されるか動作確認を行って完了です。

【法令に基づく簡易点検の実施について】

業務用エアコンはフロン排出抑制法により、3ヶ月に1回以上の簡易点検が管理者に義務付けられています。

フィルター掃除の際に、本体に異常な振動や異音がないか、油漏れのような跡がないかを確認し、記録を残すようにしましょう。

これにより、故障の未然防止だけでなく、法的義務を果たすことにも繋がります

自分で掃除する際のリスクと失敗しがちな事例

コスト削減のために自社で清掃を行う場合でも、部品の破損や高所作業の危険性といったリスクを事前に理解しておく必要があります

古い機種の部品破損(10年以上経過した機器は特に注意)

プラスチック部品は経年劣化でもろくなっており、ツメを折ってしまうとメーカーに交換部品の在庫がなく、修理不可となるケースが多発しています。

製造から10年以上経過したエアコンは、メーカーの補修用性能部品の保有期間(通常10年)が終了していることがほとんどです。

清掃中にフィルターのツメやグリルのヒンジを折ってしまった場合、部品交換ができず、最悪の場合はエアコン本体の買い替え(入替)が必要になってしまいます

高所作業による転落や周囲の汚損

天井埋込型エアコンの作業は脚立が必須であり、転落事故や周囲の備品を汚してしまうリスクがあります。

慣れない高所での上向き作業はバランスを崩しやすく、注意が必要です。

また、フィルターを取り外す際に溜まっていたホコリが落下し、下のデスクや厨房機器を汚してしまうこともあります。

作業前には必ずエアコン周辺の養生(ビニールシートでの保護)を行い、2人1組で安全に作業することをおすすめします

自社清掃 vs クリーニング業者 vs 空調専門業者(入替)の比較表

フィルター清掃だけで解決しない場合、クリーニング業者による分解洗浄か、空調専門業者による新品への入替を検討する必要があります。

比較項目自社でのフィルター清掃クリーニング業者(分解洗浄)空調専門業者(新品入替工事)
目的日常的なホコリ除去内部のカビ・頑固な汚れの除去根本的な効きの改善・省エネ化
費用目安(天カセ4方向)無料(人件費のみ)30,000~45,000円前後 / 1台要確認(現地条件・機種による)
メリット外部コストがかからない内部まで綺麗になり嫌な臭いが消える電気代が大幅に削減でき、故障リスクがゼロになる
デメリット・注意点内部の汚れは落とせない。破損リスクあり10年以上経過した古い機器は補償対象外になりやすい初期費用がかかる

フィルターを掃除しても効きが悪く臭い場合

フィルターを綺麗にしても空調の効きが改善しない場合、エアコン内部の深刻な汚れや機器自体の寿命が疑われます。

内部洗浄が必要なケース

フィルター奥の熱交換器やファンにカビやホコリが蓄積している場合、プロによる分解・高圧洗浄が必要です。

エアコン内部の汚れは、専門知識がないと取り除くことができません。

一般的に1~2年周期でのプロによる薬品洗浄(分解洗浄)が推奨されています。

【法人担当者が注意すべき点】

安価な広告(1台1万円台など)は、家庭用と同様の簡易洗浄である場合が多く、業務用特有の油汚れや熱交換器の奥に詰まったカビまでは落としきないことがあります。

法人の場合は、万が一の故障に備えた損害賠償保険に加入しており、かつ薬品洗浄を明記している専門業者を選ぶことが、結果的に空調の寿命を延ばし、電気代削減にも繋がります。

機器の更新(入替)が必要なケース

製造から10年以上経過している場合、クリーニングよりも最新の省エネ機種へ入替える方が、長期的なランニングコスト削減につながります。

古いエアコンにクリーニングを行っても、直後に別の部品が故障して動かなくなるケースは珍しくありません。

効きが悪い、異音がする、10年以上使用しているといった場合は、清掃ではなく空調専門業者への入替相談が確実な解決策といえるでしょう。

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