その空間、4方向も必要ですか?
廊下や長方形の部屋には、
もっと賢い選択があります。

「お店が、うなぎの寝床のように細長い…」
「オフィスの会議室や廊下を、効率よく空調したい」
「4方向タイプのエアコンを設置すると、風が壁にばかり当たって無駄が多い気がする…」
そんな、長方形の空間ならではのお悩みを、スマートに解決するのが【天井カセット形2方向吹出】タイプです。
天井にスッキリと収まるデザイン性はそのままに、風の吹き出し口を2方向に絞ることで、必要な場所に、必要なだけの快適な空気を無駄なく届ける。
それは、空間の特性を最大限に活かす、プロが選ぶ「ジャストフィット」という発想の空調です。

2方向タイプが選ばれる

なぜ、特定の空間において、この2方向タイプが最適解となるのか。その理由を3つの価値としてご紹介します。

  • 価値 01

    長い空間に【ジャストフィット】

    4方向タイプを細長い部屋に設置すると、使われない2方向の風が壁に当たり、エネルギーの無駄や不快な風当たりを生む原因になります。2方向タイプなら、部屋の長手方向に沿って効率的に風を送るため、エネルギーを無駄にすることなく、空間全体を均一な温度に保つことができます。

  • 価値 02

    際の設置で【空間を有効活用】

    長方形のパネル形状を活かし、部屋の壁際に寄せて設置することも可能です。これにより、部屋の中央部分を照明器具やプロジェクターなどのために広く使うことができ、空間レイアウトの自由度が高まります。

  • 価値 03

    迫感のない【スリムなデザイン】

    4方向タイプの正方形パネルに比べ、スリムな長方形パネルは、廊下のような狭い空間に設置しても圧迫感がありません。天井をよりスッキリと、スマートに見せることができます。

プロが注目!

2方向タイプの
快適・便利機能

専門的な形状でありながら、快適性を高める機能もしっかりと搭載されています。

  • 【個別ルーバー設定】で、気流を自在にコントロール

    左右2つの吹出口の風向ルーバー(羽根)を、それぞれ個別に設定できる機能を搭載したモデルがあります。例えば、片方は窓からの日差しをブロックするように、もう片方は人のいるデスクに直接風が当たらないように、といったきめ細やかな調整が可能です。

  • 【ドラフト防止機能】で、不快な風当たりを抑制

    冷房時に、人が風の冷たさを感じにくいように、風を水平方向に吹き出す機能です。特に、エアコンの真下にデスクや客席がある場合に、不快な風当たり(ドラフト感)を大幅に軽減します。

  • 【ドレンアップメカ標準搭載】で、設置の自由度向上

    室内機で発生した排水(ドレン)を、最大60cm〜85cm程度の高さまで持ち上げることができるドレンアップメカを標準で搭載しているモデルが主流です。これにより、天井裏の勾配が取りにくい場所でも、スムーズな排水経路を確保しやすくなります。

お部屋のレイアウトで選ぶ

最適なモデルと費用目安

お客様の建物の特徴やお悩みに合わせて、最適なご提案が可能です。

  • 廊下・通路
  • 横長の店舗・会議室
  • 壁際にしか設置できない部屋
  • 廊下・通路

    推奨能力

    1.5馬力~3馬力相当

    こんな場所に

    • 病院や介護施設の長い廊下
    • オフィスの通路
    • 横に長い待合スペース

    概算費用(リニューアル)

    別途お見積もり

    ワンポイント

    人の往来が多い場所でも、空間全体を効率よく空調します。人のいない深夜は運転を抑えるなど、タイマー設定との組み合わせも効果的です。

  • 横長の店舗・会議室

    推奨能力

    2馬力~6馬力相当

    こんな場所に

    • カウンター席がメインの飲食店
    • アパレルショップや雑貨店
    • 学校の教室や学習塾

    概算費用(リニューアル)

    別途お見積もり

    ワンポイント

    部屋の端から端まで、均一な快適さを届けることができます。壁際に設置すれば、中央の天井を高く見せる効果も期待できます。

  • 壁際にしか設置できない部屋

    推奨能力

    1.5馬力~5馬力相当

    こんな場所に

    • 部屋の中央に大きな照明器具や梁(はり)がある
    • プロジェクターを天井に設置している会議室

    概算費用(リニューアル)

    別途お見積もり

    ワンポイント

    4方向タイプでは設置が難しい場所でも、2方向タイプならスッキリと納まるケースが多くあります。諦める前に、ぜひ一度ご相談ください。

【ご注意】上記の坪数や費用はあくまで一般的な目安です。天井の高さ、窓の大きさ、熱を発する機器の有無、業種などによって最適な馬力は変動します。正確な選定は、ぜひ【無料の現地調査】をご利用ください。

導入前に知っておきたい

設置のポイントと注意点

どんな優れた形状にも、特性があります。プロとして、正直に知っておいていただきたいポイントをお伝えします。

  • 天井裏のスペース(懐)の確保

    4方向タイプと同様に、本体を天井に埋め込むための一定のスペースが必要です。特に、天井が低い建物では、設置が可能かどうか、事前のしっかりとした調査が不可欠です

  • 風向きの正確な設計

    2方向にしか風が出ないため、「どちらの方向に風を送るか」という設置時の向きの設計が、快適性を左右する最も重要なポイントとなります。人のいる場所、窓の位置などを考慮し、最適な向きを決定します。

  • モデルの選択肢

    最も主流である4方向タイプに比べると、各メーカーが発売している機種のバリエーション(特に高機能モデル)は少ない傾向にあります。

奈良の事業者様向け

業種別・
最適な使い方のご提案

  • クリニック・介護施設での活用

    奈良県内のクリニックや施設の、長い廊下の空調に最適です。待合室から診察室へ移動する際の不快な温度差をなくし、患者様や利用者様のヒートショックのリスクを軽減します。

  • 店舗・飲食店での活用

    奈良市の商店街などに見られる、間口が狭く奥行きのある「町家」を改装した店舗などで、その真価を発揮します。お店の奥の席まで快適な空気を届けることで、客席の稼働率アップに貢献します。

  • オフィス・学習塾での活用

    横長の会議室や教室において、発表者や先生がいる前方から、部屋の奥にいる参加者や生徒まで、効率よく風を送ることができます。全員が快適な環境で、会議や授業に集中できます。

すべての部屋に、4方向の風が必要なわけではありません。
空間の特性を正確に理解し、最も効率的で無駄のない形状を選ぶこと。それが、真のプロフェッショナルの仕事です。
奈良まほろば空調では、お客様の空間にとっての「最適解」を、豊富な経験と知識で見つけ出します。